ひめトレブログ

欧米の研究情報 |活動的な女性と女性アスリートの尿失禁について

 

 

 

 

 

こんにちは、JCCAリサーチディレクターの石塚利光です。
最近、骨盤底筋に関する欧米の研究発表を収集しています。
日本でも骨盤底筋の研究は行われていますが、海外の研究も進んでいます。
これらの情報をもとに私たちの活動がより発展すれば、と考えています。

今回、お伝えするのは昨年British Journal of Sports Medicineという
専門誌に掲載された
『活動的な女性と女性アスリートの尿失禁について』という論文です。
O. Goldstic & N. Constantini. Urinary Incontinence in physically active women and female athletes. Br J Sports Med 2014; 296-298

これによると、
●尿失禁(尿漏れ)はすべての年齢の女性に起こる。
1年に1回の尿漏れを経験 25-45%の女性
1週間に1回もの尿漏れは 10%に達する。

●そして年齢とともに増加
→内訳として
20-39歳の出産未経験の女性 7%
40-59歳 17%
60-79歳 23%
80歳以上 32%
妊娠中 30-60%
出産後 6-35%

傾向としては、
身体活動やエクササイズ中に尿漏れが起こる可能性が高いことがわかっています。
このことにより、非活動的になったり、エクササイズへの参加を拒むように
なってしまいかねないとして、非活動的になってしまうことは、
心疾患、高血圧に伴う病気、糖尿病、肥満症、がん、
骨阻喪症になるリスクを高めてしまうだろう、と述べています。

また、
●女性アスリートに限っては、競技によるが28%-80%の方が尿漏れを経験する、とのことで、
なかでもトランポリン、体操競技、競技エアロビック、ホッケー、
バレエダンサーなどに多いとのことです。

わかったことのまとめとして、
・ 尿漏れは女性アスリートに蔓延しており、ほとんど相談や報告されることがない。
・ トランポリンのようなジャンプを繰り返す衝撃の強いスポーツでは、尿漏れがよく起こる。
・ 衝撃の小さなスポーツでも、摂食障害のあるアスリートは尿漏れのリスクが高くなる。
・ 女性アスリートは、ウロネギコロジー(泌尿・婦人科)のサポートが必要である。
としています。

この論文では、上記への対応として、
・ 骨盤底筋群のトレーニングは女性の尿漏れの第一の治療手段であり、
女性アスリートのトレーニングプログラムに組み込まれるべきであろう。
・ 運動する女性やアスリートの尿漏れに対する適切な治療方針を
明らかにするためにはさらなる研究が必要とされる。
・ 女性アスリートやアスリートをサポートする組織・チームの尿漏れの
症状に対しての認識・知識を高める必要があろう!
とのことでした。(抄訳:石塚)

女性アスリートに限らず、運動を始めるすべての女性がひめトレを使った骨盤底筋のエクササイズを
取り入れることで、参加者やクライアントが、いつまでも、元気に生き生きとした
人生を送れるようにサポートしていきましょう。

また、お伝えしたい研究発表がありましたら、ご報告します。

参考リンク 骨盤底筋を鍛える!ひめトレ誕生秘話

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