悪い姿勢はデメリットばかり! | 姿勢を改善してあなた本来の輝きを
学校保健ニュースという全国の学校に配られている新聞に、 姿勢と健康についての記事が連載されていました。
この中で姿勢が悪くなることのデメリットとして、
精神的には、○落ち込んだようになる
肉体的には、○呼吸が浅くなる ○骨格へ負担がかかる ○筋肉への負担
などがあると述べられています。
この記事は高校生向けですが、もっと若いうちからでも、
ぜひ良い姿勢をつくるための取り組みをしていただきたいものです。
当ブログとして解説を加えますと、
○呼吸が浅くなる
猫背は、背中が丸まっている状態です。意識して大きく猫背になり、呼吸をしてみてください。
普段より浅くなってしまうと思います。逆も試してみましょう。胸を反りすぎる状態です。
同様に左右どちらかに大きく肩を下げてたりも試してみてください。
このような体勢をとるとなぜ呼吸が浅くなるのでしょうか。
大きく深い呼吸のためには、肺を取り巻くあばら骨や周辺の筋肉(胸郭といいます)が、大きく柔らかく動くことが必要です。
また、肺を動かすための筋肉を横隔膜といいます。
胸郭が硬かったり、のびやかに動けないと、横隔膜の動きも悪くなるのです。
姿勢を正しくし、横隔膜がよく動ける状態をつくりましょう。
○骨格へ負担がかかる
人間の骨格には「本来の正しい位置や状態」があります。
背骨のS字カーブが代表的な例ですが、この状態であることが、もっともカラダに負担が少ないのです。
負担が少ないとは、疲れにくかったり、故障を起こしにくいということになります。
逆をいえば、本来の状態でなければ、どこかしらに負担をかけてしまうことになるのです。
腰が痛かったり、肩や首のコリをおぼえたり、慢性的な頭痛を感じたりする原因が、悪い姿勢にあることも珍しくありません。
○筋肉へも負担が
カラダに存在するさまざまな筋肉。それぞれ役割があり、
例えば、呼吸のための筋肉、カラダを支える筋肉、動くための筋肉があることは想像に難くないでしょう。
実は姿勢が悪いと、筋肉はこの役割通りに働けなくなるのです。
動くために使いたい筋肉が、カラダを支えるために使われたりするわけです。
こうなると、一部の筋肉には過剰な負担がかかり、逆に使われない筋肉は衰えたり、
筋肉としての動きが悪くなってしまうのです。
スポーツにおいては、自分の筋肉を有効活用することがパフォーマンスアップやケガ予防に直結します。
運動はもとより日々の生活でも、肩こりなどの原因が、偏った筋肉負荷による場合があります。
美しい姿勢づくりは骨盤底筋の意識から
このように美しい姿勢は、カラダにとって、もっとも最適なポジションになっているのです。
まさしく、理にかなっているといえるでしょう
姿勢が美しいことは、まずは背筋がまっすぐ伸びている状態です。
座っても立っても、若々しく行動的に見えます。
上目づかいになることもなく、アゴがあがった状態でもなく、まっすぐ前を見すえる顔になります。
しかし、自分一人でよい姿勢を作ろうとしても、なかなか難しいものです。
誰かに、客観的に指摘してもらうことはよい方法ですが、その状態をキープすることは簡単ではありません。
美しい姿勢を簡単につくるコツ。単刀直入にいいますと「ひめトレをぜひ使ってください」ということになります。
ひめトレを椅子の上に縦に置いて座ります。
背もたれから背中を離し、痛くないポジションを探し、前や後ろに体重が偏って負担がかかっていないことを確認します。
ひめトレの反発を感じながらどっしりと座ってください。
お尻の中、左右それぞれにある骨、これを座骨といいますが、この座骨がしっかり椅子の座面に当たるように意識。
ここで、呼吸を深く行います。
今まさに、この骨盤の状態が正しい位置なのです。
JCCA(財団法人日本コアコンディショニング協会)では「ニュートラルなポジション」といいますが、
一般的には「骨盤が立った状態」とされる位置です。
もちろん、ひめトレがなくても、正しい骨盤の状態を作ることはできます。
ただ、ひめトレを使うことで誰でも簡単に正しい位置をとることができ、それを自分でチェックできるのです。
このように骨盤が正しい位置になると、他の骨格にも好影響が出てきます。
背骨は自然なS字カーブを取り戻し、「胸を張った」美しい姿勢が完成します。
姿勢を正す順番として、視線から治す、胸を張る、などの方法も考えられますが、
骨盤が正しい位置にないと、反り腰になったりする可能性もあります。
美しい姿勢づくりにはまず骨盤から。正しい骨盤の位置が不可欠なのです。
骨盤底筋と他の筋肉が協調し美しい姿勢に
美しい姿勢をつくっても、それを維持しなければなりません。
姿勢を維持する役割を担うのが、姿勢保持筋と呼ばれる、姿勢を保つ筋肉たちです。
その中でも、最も重要なのが、人間の体幹部の深層にあるインナーユニットという4つの筋肉です。
骨盤底筋はインナーユニットを構成する筋肉の一つです。
胸が張られると、呼吸が深くなります。これのキーとなるのが横隔膜で、
骨盤底筋の動きと連動しています。
つまり、骨盤底筋の動きが良くなると、呼吸が良くなるといえます。
また、お腹の深層にある腹横筋は、引き締まったウエストづくりに関係しています。
さらに、背骨に寄り沿う多裂筋は、背骨を支える役割を果たしています。
インナーユニットの働きは、人間の健康的な活動に不可欠ですが、
骨盤底筋の動きは、他の3つの筋肉と密接に連繫しているので、特に重要といえるでしょう。
(参考リンク ひめトレはなぜ姿勢にいいの?)
まとめ・骨盤底筋トレーニングで姿勢を改善しましょう
ひめトレを使用した骨盤底筋トレーニングをすることで、
骨盤の正しい位置がわかり、骨盤の安定化がはかられます。
背骨が自然なカーブを取り戻し、胸を張った姿勢ができあがります。
多裂筋を骨盤底筋から刺激し、姿勢の安定に寄与します。
美しい姿勢づくりに、骨盤底筋の意識や動きは欠かせません。
ぜひ日常の生活に取り入れていただきたいと願っています。
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